「2012年度札幌市中心部オフィスビル市況」を発表

札幌市のオフィスビル市況は空室率減少の傾向

株式会社札幌ヴェルディ   平成24年3月27日


札幌市を中心に、北海道道央圏で事務所、倉庫、店舗など不動産仲介をおこなう株式会社札幌ヴェルディ(本社:札幌市中央区北2条西13丁目1番地1号K2ビル5階、中村恭章社長)は、定期的に札幌市経済の指標ともなるレポート「札幌市中心部オフィス市況」を発表していますが、2012年3月27日、2011年12月末時点の業界レポート「2012年度札幌市中心部オフィスビル市況」を自社HP http://www.sapporo-verdy.jpで公開します。レポートの対象地区は札幌駅前通りおよび周辺、JR札幌駅北口周辺、大通周辺、大通南周辺、地下鉄東西線バスセンター駅周辺、地下鉄東西線西11丁目駅周辺、の延床面積が330平方メートル(100坪)以上かつ4階建以上の主要オフィスビル384棟です。

市況全体としては2011年12月末時点にて空室率は10.63%となっています。札幌市中心部のオフィス市況は、ようやく昨年までの高止まり傾向を脱却し、空室率に関しては、底から這い上がれる状態になっています。

2011年度は特に経済面においては波乱の年であり、3月に東日本大震災の発生、米国債格下げでの世界同時株安が起こりました。

実体経済の不透明感、そしてもう一つ、経済を左右する感覚的な心理的要素から見ても多大な影響を与えました。ビジネスオフィス市況は、日本経済に連動しますので、市況は悪化するのではと懸念されましたが、新規供給する10月に竣工した日通札幌ビル(延床面積10,261㎡≒3,104坪)の満室稼動、2012年3月竣工予定の札幌北ビル(延床面積27,177㎡≒8,221坪)の客付け状況を見ても活況を呈しています。また、予想通り札幌駅前通地下歩行空間のオープンも好影響を与え今後も空室率は減少の傾向に進むでしょう。

ただ全体での賃料上昇効果には至っておらず日本経済でのデフレからの脱却が待たれるところです。

以上

― 記 ―

「2012年度札幌市中心部オフィスビル市況」目次

1・札幌中心部オフィスビルの市況状況
 ● 空室率は減少の傾向
 ● ビル・テナント選択の傾向
 ● 道外企業の札幌進出・撤退傾向
 ● 札幌駅前通地下歩行空間が開通して
2・札幌中心部オフィスビル貸室面積と空室面積
3・地区別空室率の推移
4・募集賃料の推移
5・地区別募集賃料の推移
6・新規需要量・新築物件供給量の推移




本レポート全体は株式会社札幌ヴェルディのホームページに掲載する他、希望企業・団体にはFAX送信も行います。また本レポートのPDFファイルは下記URLよりダウンロードできます。

http://www.sapporo-verdy.jp/downloadfiles/data2012.pdf

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担当:株式会社札幌ヴェルディ 市場調査部アナリスト 早坂邦夫
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